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法律の読めないマスコミは6÷2(1+2)=?の計算ができないと思う

 個人的な感覚なのかもしれませんが、法律の条文って理系的な感覚がある方が読みやすいなと思ったりする。例えば『及び』『並びに』の使い分けなどは、いろんな法律用語を解説するサイトで書かれていますが、非常に数式っぽい。
・法律用語のキソ - あどみん
 ここなんかすごくわかりやすい。絵として概念が認識できる。このサイトの説明を念頭に置いて、さらに甲南大学法科大学院の園田寿教授の書かれた記事を読むとマスコミがいかに法律用語の基本を踏襲せずに記事を書いてるかが分かります。

・条文はこう読む ―特定秘密保護法の「テロリズム」をめぐる誤解―

 多くのマスコミは特定秘密保護法案で書かれているテロリズムを、

(1)国家若しくは他人にこれ(政治上その他の主義主張)を強要するための活動
(2)社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷するための活動
(3)重要な施設その他の物を破壊するための活動
の3類型と解釈していますが、弁護士で法律のプロである園田教授(教授自身は特定秘密保護法案自体は問題の多い法律だと思っています)はそもそも法律の読み方がおかしいと指摘しています。

「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう。」

(中略)

つまり、本法が「テロリズム」として想定しているのは、(1)殺傷のための活動と(2)破壊のための活動という2類型なのです。

 すなわち、マスコミが一番批判している『国家若しくは他人にこれ(政治上その他の主義主張)を強要するための活動』に関しては、この法律ではテロリズムとして否定していないことになります。

 ちょっと前に「6÷2(1+2)=?」って数式がネットで流行りましたが、ほとんどあれと同じ。中途半端に理解できる分、間違えて理解してしまうわけですね。
・「6÷2(1+2)=?」という小学生レベルの問題? 大勢の人が「1」と答え半分以上が不正解
 いやいやw 「1」で間違ってねぇよw と、どれだけの人が突っ込んだでしょう?理系的な感覚だとうまい説明ができなくても何かおかしいと思ったはずです。

・6÷2(1+2)=9と発表しているバカガジェット通信
 こちらの方は分かりやすく説明していただいています。

数学的な話になるが
「a×b」と「ab」では結合力が違う。
前者は「単項式×単項式」という「2つの項を掛け合わせたもの」であるのに対して後者は「多項式」であり、「一つの項」である。
 すなわち、a/bcと書かれていれば『aをbcで割ったもの』であって『a/b*c』でないだろ、と言うことを説明しています。
 ちなみに、この手の問題に関しては静岡大学教育学部で論文にしている方がいたりします。
・乗除混合演算式についての理解と指導に関する研究 :A÷B×CとA÷BCのタイプの式に焦点を当てて
 教育学部と言うことで、小中学生に教えると言うことを主眼に置いて説明されています。


 一番問題なのは、何も考えずに報道してしまう姿勢かも知れません。各社の方針ってのもあるかもしれませんが、そもそも間違っている説明をするのは明らかにまずいと思うのですがね?少なくとも法律をちゃんと理解して反対している専門家の背中を援護射撃で誤射するようなマネは自社に大しても損失になると思いますが…。