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一人あたりのGDPって何の意味があるの?

雑記

 社会人になった時に変わったのが、ある種の権威主義からの脱却だったと思う。と言うのも、偉い学者先生やら批評家やらがテレビや書籍等で批判してることと、実際の仕事では大きな乖離があると言うことに気付かされるからである。エリート過ぎると机上での理屈が分かってても、現場での本当の意味で分かってないことが多々ある。実際、品質管理の仕事なんてやってみると、我々パンピーが理解できるようにしなければ使い勝手が悪るかったりする。無駄な手順があったとしても、それはパンピーには意味がある工程(注意喚起とか是正処置とか)だったりするわけです。


思想家・東浩紀さん「日本の一人当たりのGDPが世界27位というのは屈辱的な数字。にもかかわらず日本最高とか言う若者が一向に減らないのはもっと屈辱的」 : はちま起稿

 と言うことで、偉い学者先生の日本悲観論ですが、私の仕事とは全く関係ない話なのですが、これもイロイロとおかしいところがあると思っちゃうわけです。


疑問点1:そもそもドルでの一人当たりのGDPの比較に意味はあるのか?(現状は円安ドル高。円での額が同じでも1ドル100円が1ドル120円になるだけでGDPが1/6も減ってしまう)
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 これだけ見ると、2011年9月と2015年11月を比較すれば1.5倍も価値が違う。ドル比較でのGDPが下がるのはむしろ当たり前じゃないのか?


疑問点2:思想家の先生は他国との比較(順位)で「勝った・負けた」を主張しているが、そもそもその比較に意味があるか?
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 グラフを見る限り1996年と2000年の日本を除けば、アメリカ以外は人口の増減や為替の変動を加味してもほとんど同じ増え方。他と比べて特異的な増え方や減り方をしているなら、そこが経済的な利点だったり欠点だったりなるのでしょうが、そんなことがあるようには思えない。と言うか、どの国も順調に増えてる。そもそも一人あたりのGDPの1位ってルクセンブルクでしょ?それになんか意味があるのか?極端な話、タックスヘイブンでも作れば、すぐにでも一人当たりのGDP上がるんじゃね?でも、そんなことをして日本人の生活が豊かになるのか?


 おそらく、

にもかかわらず日本最高とか言う若者が一向に減らないのはもっと屈辱的
 GDPからここへの批判に繋げたいんだろうと推測しますが、そもそも前段がダメダメだろと言いたい。私としてはパンピーに軽くツッコまれる程度まで日本の学者の質が落ちたことの方が屈辱的だと感じますね。


<グラフの参考画像>
ecodb.net