SOPの作成

 最近に仕事は分析の合間に操作機器のSOP(標準作業手順書)の作成をやっております。いわゆる標準化された操作マニュアルです。計量士の問題にもありましたが、トレーサビリティのためには欠かせない物ですな。しかし、これの作成がかなり大変。操作ミスをなくすために余すことなく書かなければならないのですが、あまりに細かく書くと今度は操作が大変になってしまう。ちょうどいいボリュームにしなければ実用性がありません。

 SOPで思い出したのが例のSTAP細胞の件。何やら論文を撤回する・しないの騒ぎにまでなってるみたいで、追試実験が成功しないのは何かしらの事実誤認があったんじゃないかと共同著者が言い出す始末。確かに常識的に考えるとありえないレベルの発見だったので、私ならまず何かしらの失敗をしたんじゃないかと思いますね。案外、共同著者は指摘されたミスを含む部分をオミットしていった結果、常識的にありえないと考え直したのかもしれません。さて、新たにSTAP細胞作製のSOPが理研から発表されるのでしょうかね?