小池都知事は何かあった場合は、もちろん責任取るんですよね?

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 環境基準を上回る有害物質を検出した9回目の調査を担当した業者が、「都の指示で過去8回と違う手順で採水した」と証言した。

 9回目の担当業者はこの日、「採水困難な箇所があり、作業延期や辞退を申し入れたが、都に続けてほしいと言われた」などと分析を急がされたと証言。


 こ れ は ひ ど い 。

 何がダメかって、業者側が『作業延期や辞退を申し入れた』ものを、『都の指示』で『採水させた』ところだろ。
 そりゃ都の仕事を請け負うような大手の環境計量証明事業者は、やるまでもなくデータとして採用できない分析結果だって分かるわな。だって過去8回と違う手順なんだもん。案の定問題になったなってのが業者側の反応でしょう。
 最近の環境系の行政指導は分析を外注するおかげで、どこの自治体でも事務職とか技術職でも環境に関係ない土木専門の人とかがやる場合が多いらしいですが、見事に弊害が出てきてますね。サンプリングのやり方すら分かってないんだもん。
 特に、ベンゼンとかのVOC(揮発性有機化合物)は泡立てサンプリングするだけで濃度が顕著に下がるから、入札で適当に仕事する様な業者が落としたら、今後マジで問題になるよ。環境省の精度管理だって分析はやっても、サンプリングに関してはやらんだろうし。



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 東京都は「スピードを重視していた」と指示について認めた一方で、パージした地下水自体の分析を指示したのは、1カ所の井戸のみで、ベンゼンの検出と無関係であることを明らかにした。
 4日、小池知事は「聞いておりませんけれど、確認してみます。いずれにしても、今回クロスチェックをしているわけですから、逆にそのことでどういう数字が出るのか、確認する必要があるんじゃないでしょうか」と述べた。

 まあ、都の職員は悪意を持ってやったわけじゃないと思います。そもそもパージ水を採っても、濃度がどの程度変わるかが分からない。おそらく変更契約とか再入札の手間が面倒だから、サッサとやっちまえってところだったんでしょう。トップがせかしてましたし。あーあ、都の血税を採用できないって分かりきってる無駄な分析で使っちまったな。数千億円ほどじゃないけどお金もったいないなー。
 小池都知事がバカなのか、ブレーンがバカなのか分からんけど、さすがに無茶なこと言われれば都の職員もブレーキかけろよと思うわ。小池さん見てても、何かあった場合は責任取ると思えんし。安心、安全がどうのこうのって言ってるわりに、都のトップとして安心を損なう行動しまくりだし。