産経新聞のコラム(産経抄)を書いてる記者は根本的に間違ってる

◆産経抄 3月30日

 医者、易者、記者と「者」がつく職業に就いている人は、プライドが高く、なかなか謝らない、という俗説がある。むろん例外は多く、小欄なぞは読者にも上司にも、もちろん家でも謝ってばかりいるが、謝罪と最も縁遠いのが学者の世界である。

 ▼正誤がはっきりするのは10年、いや100年先という分野がざらにあるからか、自説に固執して「謝罪」という言葉すら知らないのでは、という先生も多い。阪神大震災東日本大震災の発生を予知した学者は誰一人いなかったが、不明を恥じて職を辞した研究者も一人としていなかったのではないか。

(中略)

 ▼大震災後、敦賀や東通の原発敷地内に活断層が次々と「確認」されたが、「反原発の旗手」のごとく活断層の危険性を言い募る学者の言説も疑ってかかった方がいい。原子力ムラの御用学者に代わって何でも危険と連呼するオオカミ学者もまた国民の役に立たない。

 この記事って脱原発を批判する文章を書きたかっただけでしょ?後半の文章を書きたいから前半の部分を付け足したとしか思えない。結論ありきの文章ですな。別に原発を推進することを批判するつもりはありません。問題は後半の批判する文章に持って行くための前半の部分に対してです。

>自説に固執して「謝罪」という言葉すら知らないのでは、という先生も多い。阪神大震災東日本大震災の発生を予知した学者は誰一人いなかったが、不明を恥じて職を辞した研究者も一人としていなかったのではないか。

 私の文章読解が邪推したものでないなら、産経抄によると日本の地震学者は日本全土余すことなくどこで地震が起こるか研究して地震予知を公表していないとダメみたいです。さらに謝罪の方法は職を辞すことであるとのことです。全く素晴らしいな、おいwイタリアみたいに『予知がはずれた』ことを批判されるならともかく『予知しなかったこと』を批判されるのかよwやっても、やらなくても謝罪を要求される地震学者は『100年以内に震度1以上の地震が必ず起きる』とでも言うしかないわな。でも、そんな予測に何の意味がある?

 そう言えば、産経新聞に死んでることにされた人がいましたけど、誤報を恥じて職を辞したんでしょうか?まさか学者には謝罪の方法として職を辞すことを言及してるのに記者は減俸程度じゃ済ませませんよね?根本的に間違ってる論法で批判の記事を書くことに対して『謝罪』を要求したいです。はっきり言って金貰っていいレベルの文章じゃない。

<参考・関連>
産経新聞の報道 - Wikipedia